昭和１２年流行の流線型スタイルで当時の西部線用特急車として登場した。

昭和１４年全車両動力化されたが直ぐ元に戻してロングシート化され、間に８３０形を挟んで３両編成化された。

当時、幕板に３本の髭があったため「なまず」と云う愛称が付けられた。

一編成が知多ビーチランドに食堂として保存された。

かつて１５００Ｖ各線に活躍していた木造車を昭和３２年から鋼体化し、足回りをそのまま使用した。

車体は日本車輌で新造し当初はＭＭの編成だったがのちにＭＴｃ編成となった。

台車はタネ車によったため数種に及んだが、ＡＬ車の廃止でＤ１６に履き替えられた物も出現した。

昭和４３年と４６年に各３編成が琴平電鉄に売却された。一時６００Ｖ化され瀬戸線で活躍したが、瀬戸線１５００Ｖ昇圧時に本線に戻った。晩年は加速度が低いためローカル線用に使用された。

昭和３９年から登場し高運転台化、両開き扉を採用された。